ジムバトルやレイドバトルでは、相手を「制限時間内に倒す」「少ない人数でも倒す」という点が重要だっため、攻撃で相手の弱点を突くタイプ相性を理解していればOKでした。
しかし、PvPトレーナーバトルでは1対1で戦うため、「どれだけ相手のダメージ量を減らすことができるか」を考えなければ先にやられてしまいます。
そこで重要となるのがタイプ相性の理解です。この記事では防御側の視点からのタイプ相性を理解し、おすすめのタイプを解説していきます。
防御側から見たタイプ相性表
まずは全タイプ18種類における、防御側から見たときのタイプ相性表です。
攻撃わざのタイプ | |||||||||||||||||||
攻撃を受ける側のポケモンのタイプ | ノーマル | ほのお | みず | でんき | くさ | こおり | かくとう | どく | じめん | ひこう | エスパー | むし | いわ | ゴースト | ドラゴン | あく | はがね | フェアリー | |
ノ | ▲ | ◎ | |||||||||||||||||
ほ | ○ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | ○ | ▲ | ○ | ○ | ||||||||||
み | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | ○ | |||||||||||||
で | ○ | ▲ | ○ | ○ | |||||||||||||||
く | ▲ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | ▲ | ▲ | ||||||||||
こ | ▲ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ | ||||||||||||||
か | ▲ | ▲ | ○ | ○ | ○ | ▲ | |||||||||||||
ど | ○ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ○ | ○ | ||||||||||||
じ | ▲ | ◎ | ▲ | ▲ | ○ | ○ | |||||||||||||
ひ | ▲ | ○ | ▲ | ○ | ◎ | ○ | ▲ | ||||||||||||
エ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ | ||||||||||||||
む | ▲ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | |||||||||||||
い | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ | ○ | ▲ | ○ | ▲ | ||||||||||
ゴ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | |||||||||||||
ド | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ▲ | ▲ | ||||||||||||
あ | ▲ | ◎ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | |||||||||||||
は | ○ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | ◎ | ▲ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
フ | ○ | ▲ | ○ | ◎ | ○ | ▲ |
○: ダメージ0.63倍 「効果はいまひとつだ…」で受ける
▲: ダメージ1.6倍 「効果はばつぐんだ!」で受けてしまう
(なし):ダメージ1.0倍
このタイプ相性表をもとに、防衛面で優秀なタイプや代表的なポケモンをご紹介していきます。
「はがねタイプ」タイプ耐性数がダントツに多い
攻撃わざのタイプ | |||||||||||||||||||
ノーマル | ほのお | みず | でんき | くさ | こおり | かくとう | どく | じめん | ひこう | エスパー | むし | いわ | ゴースト | ドラゴン | あく | はがね | フェアリー | ||
は | ○ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | ◎ | ▲ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
○: ダメージ0.63倍 「効果はいまひとつだ…」で受ける
▲: ダメージ1.6倍 「効果はばつぐんだ!」で受けてしまう
(なし):ダメージ1.0倍
「はがねタイプ」は他のタイプと比較して圧倒的にタイプ耐性数が多いです。
耐性を持つタイプは2重耐性の「どくタイプ」を筆頭に11種類(◎と○マークの箇所)あります。タイプ全種類が18種類ですから、全体の約6割ものタイプに何らかの耐性を持っていることになります。
次のタイプ耐性数を持っている「ほのおタイプ」は6つですから、耐性数では「はがねタイプ」ダントツです。これはバトルでは相手のダメージ量を減らすことに非常に有利に働きます。
攻撃重視おすすめは「メタグロス」「ルカリオ」
ここからはおすすめポケモンをさらっと。「メタグロス」は言うまでもないですね。全ポケモンの中でも種族値の高さはトップクラスです。
そして、持ちわざが残念なのでジムバトルやレイドバトルではいまいちだった人気ポケモン「ルカリオ」ですが、1対1の対人戦では輝くかもしれません。
対人戦では多くの方が「はがね」タイプを持つポケモンを出してくることが予想されますが、「ルカリオ」は「かくとうタイプとわざ」を持っているので、「はがねタイプ」にバツグンを取ることができます。
「耐性を多く持ちながら相手の弱点を突ける」というポジションで攻撃重視のスタイルの方にはおすすめです。
防御重視は「メルメタル」「ハガネール」」
「メルメタル」「ハガネール」ともに攻撃種族値は高いと言えませんが、防御種族値が高いため、耐性も合わせて相手のダメージ量を抑えることができます。
さらに、攻撃種族値が低いが合計種族値が高めなことは、PvP・スーパーリーグ/ハイパーリーグのCP制限バトルでは有利に働きますので、ここぞのときの防衛役として活躍できます。
それ以外にも魅力的なポケモンが多い
紹介した以外にも、「エアームド」「クチート」あたりはスーパーリーグで活躍できそうですし、「ハッサム」は攻撃重視のスタイルでは育てておきたいですね。
「ほのおタイプ」意外と耐性あり
攻撃わざのタイプ | |||||||||||||||||||
ノーマル | ほのお | みず | でんき | くさ | こおり | かくとう | どく | じめん | ひこう | エスパー | むし | いわ | ゴースト | ドラゴン | あく | はがね | フェアリー | ||
ほ | ○ | ▲ | ○ | ○ | ▲ | ○ | ▲ | ○ | ○ |
○: ダメージ0.63倍 「効果はいまひとつだ…」で受ける
▲: ダメージ1.6倍 「効果はばつぐんだ!」で受けてしまう
(なし):ダメージ1.0倍
「ほのおタイプ」は攻撃種族値が高いポケモンが多いので攻撃面に注目が集まりますが、タイプ耐性数(○マークの数)は6と「はがねタイプ」の次に多いです。
また、先に紹介した耐性が多い「はがねタイプ」にバツグンをとれるタイプの1つですので、上手く利用すれば活躍させることができます。
「ノーマルタイプ」耐性はないけど弱点もない
攻撃わざのタイプ | |||||||||||||||||||
ノーマル | ほのお | みず | でんき | くさ | こおり | かくとう | どく | じめん | ひこう | エスパー | むし | いわ | ゴースト | ドラゴン | あく | はがね | フェアリー | ||
ノ | ▲ | ◎ |
○: ダメージ0.63倍 「効果はいまひとつだ…」で受ける
▲: ダメージ1.6倍 「効果はばつぐんだ!」で受けてしまう
(なし):ダメージ1.0倍
次に注目しているのは「ノーマルタイプ」です。
現在は防御やHPに優れているポケモンが多いのでジム防衛には使われるものの、攻撃では相手に効果バツグンを当てることができないということで「アタッカーとしては使い道なし状態」でした。
弱点が少ないという防衛力と気楽さ
「ノーマルタイプ」の弱点となるタイプは「かくとうタイプ」だけです。逆に言うと、「かくとうタイプ」のポケモンとわざだけに気をつければバツグンをとられにくいと言えます。
これは単純に弱点がないということも利点なのですが、弱点となるタイプが少ないのでそれだけに気をつければOKという、非常に戦略を立てやすいという利点があります。
タイプ相性というのは18タイプ全て覚えるのも一苦労ですし、2タイプ持つポケモンだとさらに「わけわからん状態」で覚えるのは難しくなります。
ですが、「ノーマルタイプ」ポケモンであれば、弱点がかくとうでゴーストにはめっぽう強いだけ覚えとけば、あとはあまり考えずガンガン攻めることができます。
防御面は「ハピナス」「ラッキー」
防御系で輝くポケモンは「ハピナス」「ラッキー」です。これは既に現在もジムの防衛ポケモン No.1/No.2 ですから言わずと知れた感じですかね。
また、この「ハピナス」「ラッキー」は弱点を突かれる「かくとうタイプポケモン」を出されても、こちらもバツグンをとれる「マジカルシャイン」や「サイコキネシス」で応戦できるのでおすすめです。