「マンムー」は大量出現したコミュニティ・デイやアイテム「すごいわざマシンスペシャルで特別限定技「げんしのちから」を覚えます!
しかし結論としては、マンムーに「げんしのちから」を覚えさせる必要はありません。その理由を考察しながら説明していきます。
タイプ相性(効果)面
バトルにおいて、タイプ相性はダメージ量を決める上で非常に重要です。「マンムー」と「げんしのちから」のタイプ相性は以下になります。
「マンムー」のタイプ
「マンムー」のタイプ相性(弱点と耐性)
攻撃を受けたときに大ダメージ「効果はばつぐんだ!」となる弱点タイプと、ダメージが減少する「効果はいまひとつだ…」となる耐性タイプ一覧です。
弱点 | 効果はばつぐんだ! x2.56 | ー |
効果はばつぐんだ! x1.6 | ||
耐性 | 効果はいまひとつだ… x0.625 | |
効果はいまひとつだ… x0.391 | ||
効果はいまひとつだ… x0.244 | ー |
「げんしのちから」のタイプ相性(ダメージ倍率)
「げんしのちから」で攻撃をした場合のタイプごとの与えるダメージ効果(倍率)一覧です。
効果大 | 効果はばつぐんだ! x1.6 | |
効果小 | 効果はいまひとつだ… x0.625 | |
効果はいまひとつだ… x0.391 | ー |
タイプ一致とはならず
ポケモンGOの攻撃において、ポケモンとわざのタイプが一致していれば、ジム/レイドバトルでは 1.2倍、トレーナーバトル(PvP)では 1.3倍 の威力になります。
ただし、「マンムー」は「こおり/じめん」タイプ、「げんしのちから」は「いわ」タイプのため、タイプ一致とはならず威力は上がりません。
「ほのお」タイプへの相性補完あり
「マンムー」の得意とする「こおり」タイプで攻めた場合、「くさ/ドラゴン/じめん/ひこう」タイプには効果抜群となる 1.6倍のダメージを与えることができます。
一方、「げんしのちから」は「いわ」タイプなので、「こおり/むし/ひこう/ほのお」にばつぐん(1.6倍)となります。
「いわ」タイプである「げんしのちから」を覚えていれば、「マンムー」の弱点となる「ほのお」タイプのポケモンとバトルとなったときに、こちらも弱点を突くことができるので、その点は一方的にやられずに済むという利点があります。
ジム/レイドバトルで使える?
「げんしのちから」を含めた、「マンムー」が覚えるジムバトル/レイドバトルのわざデータを見てみます。
ジム/レイドバトル:覚える技データ
ノーマルアタック
技 | 威力 | 時間 (発生) | DPS | EPS |
---|---|---|---|---|
22.8 | 1.5 (1.3) | 15.2 | 8.7 | |
7.2 | 1.0 (0.9) | 7.2 | 15.0 | |
スペシャルアタック
技 | ゲージ | 威力 | 時間 (発生) | DPS |
---|---|---|---|---|
126 | 1.5 (0.9) | 84.0 | ||
105 | 2.5 (0.9) | 42.0 | ||
102 | 2.5 (1.5) | 40.8 | ||
96 | 3.5 (2.6) | 27.4 | ||
げんしのちから *1 | 70 | 3.5 (2.9) | 20.0 |
威力が低すぎる
「げんしのちから」は3ゲージ技とは言え、威力が低く実用性はほぼないです。
「げんしのちから」が他の覚えるスペシャルアタック(わざ2)と優れている点は、3ゲージわざであるという点です。他のスペシャルアタックよりもゲージが速くたまるので速く放つことができます。
しかし、ジムバトルやレイドバトルで優秀な2ゲージ技「ゆきなだれ」より3ゲージ技を撃って相手を速く倒したいというシビアな場面がそんなにあるかというと疑問です。
タイプ補完を利用する場面もそれほどない
また、ジムバトルやレイドバトルは事前に相手のタイプを確認してのパーティ編成やポケモン交代ができるので、相手が「ほのお」タイプなど「マンムー」が弱点となるポケモンの場合は、別のポケモンでバトルをしたほうが非常に有利に進めることができます。
これらを総合的に考えると、ジムバトル/レイドバトルで「マンムー」が「げんしのちから」を使える場面はそれほどありません。
PvPで使える?
「げんしのちから」を含め、「マンムー」が覚えるトレーナーバトルのわざデータを見てみます。(ジム/レイドバトル時のわざデータとは異なります)
トレーナーバトル:覚える技データ
ノーマルアタック
技 | 威力 | 時間 | Ene | DPT | EPT |
---|---|---|---|---|---|
15.6 | 3.0 | 10 | 5.2 | 3.3 | |
6.5 | 2.0 | 8 | 3.3 | 4.0 |
スペシャルアタック
技 | 威力 | 必要 Ene | DPE |
---|---|---|---|
117 | 45 | 2.60 | |
130 | 60 | 2.17 | |
100 | 55 | 1.82 | |
104 | 60 | 1.73 | |
60 | 45 | 1.33 |
能力アップ(バフ)効果に頼るのは危険
「げんしのちから」の魅力は自分自身の攻撃/防御の能力アップ(バフ)効果を持っている点です。
わざ発動による能力アップは非常に魅力的ですが、発動確率が 10% と高くないため、能力アップに頼るバトルをするために覚えさせるということはあまりおすすめできません。
他の技をを撃てばええやんとなる
マンムーは他に覚える技2(スペシャルアタック)に「じならし」があります。
PvPでは「ディアルガ」や「メタグロス」などタイプ耐性数が多い「はがねタイプ」ポケモンがよく選出されますが、これらポケモンに対して「じならし」は効果抜群です。
さらにタイプ一致で撃てるため威力も高くなります。全ての場面において「げんしのちから」より「じならし」が優れているとまでは言えませんが、あえて威力の低い「げんしのちから」を選択する理由はないです。
「マンムー」の「げんしのちから」使いどころまとめ
現状は残念ながら使いどころなし
総合的な判定として、以下の点により「マンムー」の「げんしのちから」は使いどころがないです。
- タイプ一致で放つことができない
- ジム・レイドでは威力が低すぎる
- PvPでは他の技のほうが使い勝手が良い
- PvPでの能力アップ(バフ)効果は確率が低いので期待は禁物
性能面からは使える場面はほぼないと言えます。無理に覚えさせる必要はありません。
今後「げんしのちから」性能の上方修正などがあれば期待できますが、性能が高すぎて過去に下方修正を受けた経緯があるのでそれもほぼないでしょう…
コレクションとしての確保はアリ
バトルでは使いどころを見込めませんが、コミュニティ・デイと「すごいわざマシンスペシャル」のみでしか覚えることができないという限定(レア)要素があります。
原作では進化前の「イノムーが『げんしのちから』を覚えてレベルアップさせることでマンムーへ進化できる」という条件があるため、想い入れがあるトレーナーさんもいると思います。
そんな場合はコレクションとしてゲットしておきましょう〜